お腹の脂肪を気にする女性

ご飯やパンなどを抜くことで体重を減らすことのできる糖質制限ダイエット、短期間で効果が出ることから注目されているダイエット方法です。炭水化物や甘い物を抜けばお肉を食べてもよく、食事も比較的多く食べられるため健康的であるとも言われます。ただ、それでも炭水化物を抜くにはデメリットがないわけではありません。より健康的かつ効果的な糖質制限ダイエットをするためには自分にあった方法を探すとが大切ですから、ここではいくつかのやり方を紹介するので参考にしてみてください。

糖質制限の考え方と正しい方法を知ろう

最近、糖質制限ダイエットという言葉や糖質オフという言葉を目にする機会は多くなってきました。ひとくちに糖質といっても様々な種類があることを知っているでしょうか。糖質とは糖類をはじめオリゴ糖や糖アルコール、多糖といったものの総称です。大きく単糖類と二糖類に分類されます。単糖類とはブドウ糖や果糖が代表的なもので、二糖類はその名の通り単糖が2つ結合したものです。麦芽糖や砂糖、乳糖などが代表例です。さらに、オリゴ糖は単糖が3個から10個集まったものになります。ここまで説明すれば糖質といっても様々なものがあることが分かったのではないでしょうか。

それでは、なぜ糖質を制限することがダイエットに繋がるのか説明します。エネルギーの三大栄養素はタンパク質、脂質、そして糖質です。糖質は3つの栄養素のなかでも一番はやくエネルギーに変わる栄養素です。疲れたときはチョコレートを食べると良いと言われますが、これは糖質が体にすぐ吸収されエネルギーになることを指しています。反対に一番吸収が遅いのは脂質です。しかも糖質が体に残っていると脂質はいつまでも吸収されません。そこで糖質制限することで脂質の消費を早めよう、というのが糖質制限ダイエットの大きな考え方と言えます。糖分を摂取するとインスリンが分泌されますが、インスリンは中性脂肪を蓄える働きがあり、この中性脂肪は貯蔵量に限界がありません。糖分を摂りすぎると肥満につながるのはこうした体内のメカニズムによります。

さて、糖質制限ダイエットの考え方が分かったら正しい方法について解説しましょう。糖質制限ダイエットは主に炭水化物を抜くことで行う方法が一般的です。一日のカロリーを計算してダイエットをするレコーディングダイエットという方法が一時期流行しましたが、糖質制限ダイエットはカロリー制限よりも効果的であるというデータがあります。方法としてもご飯やパスタなどの主食を抜くことが一般的な方法になるので、面倒なカロリー計算も必要ではなく食事の量を極端に減らす必要もありません。考えるべきなのは糖質(炭水化物)を抜いた分を何に置き換えるのか、ということです。炭水化物の代表格であるご飯や麺類は満腹感を与えてくれますが、炭水化物を抜くと他の食品で代用しないといけません。このときチーズやスープなどで代用すると塩分過多になることがあります。また、米には糖質の他にビタミンやミネラルが含まれますが、炭水化物を摂らないことでこうした栄養素が不足する可能性もあるので注意してください。

もし糖質制限ダイエットによって食生活のバランスが崩れると筋肉が衰えたり、体調を崩したり、肌が荒れたりする場合があります。さらに糖質制限ダイエットはまだまだ未知の領域が多く、このダイエット方法を続けることで人体にどのような影響があるのか解明されていません。そのため炭水化物を抜いたら、それを補給するサプリや食品をしっかりと摂取することが大切です。

糖質を制限するダイエットは、そのやり方の簡単さから専門家の手を借りずに開始することができます。しかし、それは落とし穴にもなりかねません。例えば主食の炭水化物をいっさい摂取しないとしたら、体に必要な栄養素が不足し、それが長期的に続くことでご飯を食べているのに栄養失調のような症状になったり、体に様々な不調が出る場合があります。このダイエット法は短期間で効果が出やすいものでもあります。例えば数ヶ月で10数kgを一挙に落とすことも可能です。しかし、短期間に起こる体重の劇的な減少は体に大きな負荷を与えてしまいます。ホルモンバランスが崩れたり、体がだるくなったり、精神的な影響が出たりするのでこちらも注意しましょう。より健康的で無理のないダイエットを実現するためには、ジムのトレーナーと一緒にダイエットに励んだり、医師と相談しながら体重を落としたりすることも選択肢に入れておいてください。